目の前の人に全力を尽くす。薬局管理栄養士の挑戦

職種 管理栄養士

平川 凪沙

自分次第で、なんでもできる。無限の可能性を胸に入社

「管理栄養士として、患者さんと関わりながら働きたい」。就職活動をするとき、私は漠然とそんな気持ちを持っていました。福祉施設、薬局、病院など多様な関わり方を知るうちに、「患者さんと気軽に話せる立場で働きたい」「自分が住んでいる地域の健康に携わりたい」という2つの想いが明確になっていきました。そして、「地域ど密着」を掲げるメディカルリンクに出会いました。当時、調剤薬局で管理栄養士が働くことは馴染みがなく、どんなことをするんだろうととても興味が湧きました。会社説明会で、薬剤師・管理栄養士がチームで地域の方の健康をトータルでサポートしていくこと、患者さんのご自宅に訪問する在宅医療に力を入れていくことなどを聞くうちに、私の想いが叶えられる場所だと強く感じました。今もそうかもしれませんが、調剤薬局で管理栄養士として働くことはメジャーではありません。だからこそ、自分次第でなんでもできるし、可能性は無限大。いろんなことに挑戦できると期待を胸に、入社を決めました。

薬局管理栄養士の役割が見えてきた。患者さんの笑顔がやりがいに

入社当初は社内の管理栄養士の人数も少なく前例がないことから、調剤薬局における管理栄養士の役割がまだまだ不明確でした。まずは、薬剤師に管理栄養士のできることを積極的にアピールしました。すると患者さんから食事の話がでたらバトンタッチして栄養相談をするなど、徐々に「食事のお困りごとがあれば管理栄養士へ」という流れができ、薬剤師からも頼ってもらえることが増えました。その後、3年ほど産休と育休で仕事から離れ、復職したときには管理栄養士の人数も増え、幅広い業務を担当できるようになっていました。今は店舗での栄養相談をはじめ、クリニックでの栄養指導、患者さんのご自宅に訪問する訪問栄養指導、地域の方に向けた出前講座、特定保健指導などをしています。なかでも店舗での栄養相談は、管理栄養士が常駐していない店舗も含めて全6店舗を担当しています。食事で疾患の予防・改善をしたいというご相談から、ダイエット、お子様の食事のお悩みなど様々なご相談をいただき、一人ひとりに合わせたアドバイスをしています。調剤薬局は老若男女問わず、幅広い方がご来局される場所です。自分のアドバイスをもとに検査値が改善したり、お悩みが解決して、次回来局してくれた時に笑顔でそのことを報告してもらえる。そして、患者さんと一緒に喜びを分かち合えるのがこの仕事の醍醐味です。

目の前の方に何ができるか。喜ぶ姿をイメージして不安を乗り越える

以前、クリニックで栄養指導をしていたとき、「食事を変えるだけで、数値はどのくらい良くなるの」と不安を抱えた患者さんがいらっしゃいました。その方は指導を受けることに抵抗感があり、初めはなかなか会話が弾みませんでした。ですが、患者さんのために何ができるのかをひらすら考え、よく利用されるコンビニに足を運んで具体的な食事選びのご提案をしたり、食事改善に興味を持っていただけるような資料を独自に作成してお渡ししたり、試行錯誤を重ねました。すると徐々に「この前教えてくれた食事選び、試してみたよ」と言っていただけるようになり、それから会話が弾むようになってお互い笑顔で話せるようになりました。主治医からも「平川さんのおかげで食事改善に前向きになったね。とことん付き合ってあげてよ」との言葉をいただきました。現在は指導を始めて1年が経ち、数値も改善。モチベーション維持のため、継続的に指導を受けに来てくださっています。時には「私にできるだろうか」と不安になることもあります。ですがそんなときは、目の前の方が喜ぶ姿をイメージし、私自身も楽しんで取り組むようにしています。イメージすることでアイデアが湧き、成果が出たり、実際に喜んでいただけたりした瞬間に、やってよかったと胸が熱くなります。

薬局管理栄養士にしかできない挑戦が、ここにはある

入社時に比べると管理栄養士の職域は徐々に拡大してきましたが、まだまだ課題が尽きません。例えば、訪問栄養指導は調剤薬局の管理栄養士が実施しようとすると、国の制度面で阻まれてしまうことがあります。ですが、薬局管理栄養士が在宅現場で活躍していることがもっと認知されていけば、私たちができることも増えていくと私は思います。「知られていない」ということは、可能性がたくさんあるということ。今よりも多く「私たちにできること」を見つけ、活動を広めていくことで課題を乗り越えていけるはずです。 そのために、まずは目の前にいる患者さんの健康づくりに全力で取り組み、その実績を積み重ねています。1人、また1人と健康な方を増やすことで、きっと健やか薬局と薬局管理栄養士が地域の方にとってなくてはならない存在になります。そうすればきっと、三重県内だけでなく、全国に健康の輪が広がると私は思います。食事でのお困りごとがあれば、第一に「調剤薬局に行ってみよう」と思い浮かんでほしい。薬局管理栄養士へ、気軽に相談できることを当たり前にしていきたい。そんな挑戦がメディカルリンクでならできます。薬局管理栄養士にしかできない挑戦への道を、私たちと一緒に歩んでくれる方をお待ちしています。